CPAママ in アメリカ

アメリカで大学を出て国際結婚し、子育てと仕事に奮闘する公認会計士のブログです。趣味はディズニーとトラベル

ANA最高 感謝感謝の 子連れ初 国際線搭乗記 エコノミー

前回の記事では、少々苦い記憶が残ったビジネスクラス搭乗記をご紹介しました。

 

cpamommy.hatenablog.com

 

そもそも、なんでこんな小さいことでフライトから半年以上経った今でも、思い出すと気分が悪いかといいますと、、その1年前、息子が1歳になる頃に体験したエコノミークラスでの対応が素晴らしかったからです。

 

今回はその時の思い出をご紹介します。

 

エコノミークラスは、ユナイテッドのマイルを使い、特典航空券で予約しました。

その前年は偶然出張や旅行が多く、またビジネス航空券で日本に一時帰国などしましたので、スターアライアンスのシルバーステータスでした。

 

その影響があるのか、偶然とても良い方にあたったのか、

結果的に、年末年始の満席便に関わらず、行きも帰りもバルクヘッドの席をブロックしていただきました。

とは言え、シルバーなんて全く大したことありませんのでおそらく関係ないでしょう。

私は全く航空会社の予約システムに詳しくありませんので、最初の座席指定で電話応対してくださった方なのか、行きも帰りもチェックインカウンターの方がブロックしてくださったのかは全くわかりません。

 

ただ、行きも帰りも満席で、しかもうちと同じかもっと小さい赤ちゃん連れの家族はたくさん乗っていたので、赤ちゃんがいるから自動的にバルクヘッドでさらに隣席をブロックしてくれるという訳では全くなさそうでした。

 

スターアライアンスのシルバーステータスという事実以外に思い当たるのは、特定航空券を使ったため、かなり早い段階で席を抑えたということです。

年末のフライトでしたが、5月ぐらいに予約して、そのままANAに電話し、席をアサインしていただいた記憶があります。

 

なので、早めに予約するのは一つの手かもしれません。

 

ただ、席がブロックしていただいたことは、行きも帰りも搭乗が終了して、

皆さんが席についた時点でわかったことで、想定ではすぐ隣に他人が座ってくる予定でしたので、

それはそれは気を使って周りに迷惑をかけないよういろいろ準備して乗り込みました。

 

 

フライト前日は、

小さなジップロックにちょっとしたお菓子とメッセージ、耳栓を詰めたものを10個ほど準備しました。

同封のカードには、英語で

 

なるべくいい子にするように努力するけど、これが僕の初めてのロングフライトなんだ。もし迷惑をかけたらごめんなさい。お菓子エンジョイしてね。

 

的な子供目線からのメッセージを手書きで心を込めて書きました。

(効果があったかはイマイチ不明。。。)

 

 搭乗後、飛行機のドアが閉まる直前に後ろの席、通路挟んだ側の席のお客さんたちに配りました。

 

私達の乗ったボーイング777−300erのエコノミーは、3−4−3の配列になっており、日本行きは、最前列の窓側2席を予約していましたが、

前述のとおり、通路側の席をブロックしていただいたので、

かなり広いスペースを使うことができました。

 

ただ、真っ昼間のフライトでしたので、

14時間中、寝たのは最初の1時間と途中で1時間ほど、離陸直後にまた少し寝たぐらいでした。

 

ギリギリ10キロ以内でバシネットを取り付けていただきましたが、

ほとんど活躍することなく終了しました。

 

フライトアテンダントはお若いのに皆さんお子連れ客に慣れていらっしゃって、

ミルク用のお湯はいつもちょうどよい温度で作ってくださったし、

ベビーミールも大人とタイミングをずらして出してくださいました。

 

また、おむつを変えるときも、

あちらのトイレのほうが大きくて使いやすいとか、

気を使ったアドバイスをいただきました。

 

おもちゃももらいすぎるぐらい頂いて、

優しさが伝わりました。

 

まったく寝てくれなかったので、

14時間中最低8時間は

機体の一番後ろの、トイレやギャレーがあるところでエルゴで抱っこして左右を行ったり来たりしていました。

 

何人ものCAさんが話しかけてくださり、

しばらく話し相手になったりしてもらい、疲れてはいたけれど居心地が悪いことはなかったです。

 

一つ残念だったのは、せっかく息子がウトウトしかけると

通りがかりのCAさんが話しかけてくださるので、寝付くタイミングを失い

まったく寝てくれませんでした。笑

 

でも、20歳そこそこの若いCAさんたち、

もちろん子供はいないし、こういう微妙な空気って子供いないとわからないんだよね。。

だから親切行為だという意図はすごく伝わったので、仕方ないかーという感じでした。

 

 そんなわけで、長い長い14時間がやっと過ぎ、

大きな事件もなく無事に国際線デビューを果たしました。

 

いろんなCAさんとお話して仲良くなったおかげで、

最後にはこんな素敵なメッセージカードもいただきました。

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私自身は高校時代から、休みの旅にあちこち短期留学し、

高校3年生で交換留学生として渡米して以来大学、大学院とアメリカで過ごしてきたため、一人では何度も長い航路の路線を行き来した経験がありますが、

今回、初めて小さい子連れでロングフライトを終えて実感したことは、

 

正直エコノミーはキツかったです(^_^;)

 

特に私の路線は、ANAの直行便は行きも帰りも真っ昼間発なので

お昼寝程度に数時間しか寝てくれず、

おまけに今回はちょうど1歳になる頃でしたので、歩き始めてじっとしたくない、

でもアイパッドに集中するほどの歳でもないという、

なんとも難しい時期でしたので、

フライト中ほとんど機体の一番後ろで過ごすという大変な思いをしました。

夫と交代できたので、まだなんとかなりましたが。。

 

また、大泣きしたり騒いだりということはほとんどありませんでしたので、

周りのお客さんやCAさんと仲良くなれて、気持ちは落ち着いて過ごせました。

 

次回は直行便でなくていいので、夜の時間帯発の便を試してみようと思います。

 

 

ANAが子連れに優しいのは大ウソ? 苦いビジネスクラス搭乗記

海外に住んでいると、子連れで国際線に乗る機会は必ずあります。

 

礼儀正しく座っていられる4歳ぐらいになるまで待てとか、意見はいろいろあるだろうと思いますが、

両親はともかく、祖母や兄弟姉妹など、なかなかアメリカまで遊びに来れない人が多いので、ほとんどの人が子供が1歳になる前には一度帰省を体験されているのではないでしょうか。

 

我が家も息子が1歳になる頃、初めて連れて日本へ帰省しました。

その時は、ユナイテッドのマイルでANAのエコノミーで帰りました。

その時の搭乗記はまた別の記事で詳しく書きたいと思いますが、年末年始の混んでいる時期にもかかわらず、行きも帰りもバルクヘッドで1席ブロックしてもらい、大変ありがたい思いをしました。

 

これからもずっとANAで帰ろうと心に決め、翌年は同じくユナイテッドのマイルでANAのビジネスにしました。

観光客の多いハワイ線ならともかく、私の路線はビジネスクラスに家族連れが多く乗ってくるルートでないため、アイパッドからお気に入りの本数冊、お絵かき帳などおもちゃやらお菓子をしっかり常備して、更に一番後ろの席を確保し、ぐずったらすぐにキャビンの後ろのバーに行けるようにしました。

 

そもそも最初はアシアナの仁川経由で帰る予定でしたので、あえてA380の便を選び(最近ホヌで話題となった2階建てのエアバスの期待です)、ぐずったらビジネス前方のラウンジで過ごせばいいと思っていました。ところが出発2週間前にまさかの突然の機体変更!

747の、しかもフルフラットにならない古い機体になってしまいました。

長時間の子連れフライトでフルフラットにならないならビジネスの意味ないし。。そこで大慌てであちこちオプションを探し、直前で空きの出たANAに変更したのでした。

 

去年の素敵な思い出があったため、ANAなら絶対安心と思いつつ、小さい子連れで日系エアラインのビジネスクラスはさすがに気を使わないと、、ということでまさに準備万端で当日を迎えました。

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前の席とはかなり空間が広く、すぐ後ろはビジネスクラスのバーになっていてスペースは申し分ないつくりです。


 

当日は、チェックインも搭乗もスムーズで、CAの方々が挨拶にきてくださり、ベビーミールの確認、食事は息子とタイミングをずらしたほうがよいか、など、期待通りの素晴らしい接客で、むしろアシアナに機体変更されてラッキーなんて思っていました。

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搭乗中の様子。1番で搭乗したのでまだ誰もいませんでした。

 

離陸で揺れるのが心地よかったのか、上昇して安定するころに息子がウトウトし始めました。その後すぐにお食事なので、本当にラッキー!食事できるなんて全く期待していなかったので、かなり運がいいかもーなんて思っていました。

 

それが大間違いでした。。。

 

搭乗日は繁忙期でなかったのもあり、一番後ろの窓側が1席だけ空いていいたのです。ANAのビジネスは1−2−1のスタッガートで、私達は真ん中の2席でした。息子はまだ2歳前でしたので席を取っていませんでした(といっても大人料金の10%取られて9万円ほどしました)。

空いているならそこに息子寝かせて食事しようと思い、近くのCAさんにうかがったところ、もちろん大丈夫とのこと!

はりきってベッドメイキングし始めると、ギャレーでヒソヒソ声がし始めて嫌な予感。。。

 

どうやら、入社5年目ぐらいのいわゆる先輩分のCAが、最初にオッケーをくださった言わばまだ新米ぽいCAにダメだよ的なことを言っているようでした。

 

案の定、その新米さんと先輩分が申し訳なさそうに来て、

「大変申し訳ございません、安全上赤ちゃん一人ではお席に座れませんので」

 

と言われました。

ルールはルール、そこで口論しても仕方ないので息子を自分の席に寝かせようとしたのですが、夫の膝で寝ていたところを抱っこして、別の席に寝かせ、それをまた抱っこして自分の席に寝かせようとしたので

 

 

もちろん起きました。。。。

 

しかもその頃ちょうど食事出し始めて私達はバタバタ、、、

しかもすごく機嫌悪くてもちろん泣くし、、、

お食事中の周りのお客様に迷惑をかけられませんので、夫は食事無視でずっと後ろのバーで抱っこ。

 

私も気が気でないのでとりあえずアパタイザーを平らげ、

メインの時点で夫と交代してあげたかったので

メインを持ってきた先輩CAに、あとで持ってきてもらえるかお願いしてみたところ、

 

冷めちゃいますから、的なことを言われて

すごく不機嫌そうな顔をされてしまいました。

 

子供がぐずってるときにメイン料理が冷めるとか、

そんなこと気にする親いますか??

 

そんなわけで、とりあえず夫と交代、

夫にゆっくり食事してもらって、

しばらく抱っこしていたら息子も落ち着いてきたよう。。。

 

みなさんがお食事終わる頃には私達も席につけました。

そして遅れてメイン料理とベビーミールを出してもらったのはいいのですが、

 

 

そのあとデザート出してくれなかった。。。(泣)

 

ビジネスだったら、タイミングずれてもデザートぐらい取っておいてくれるのだろうと思っておりました。違ったみたい。

 

ただ、一生懸命子供の面倒を見るパパはめずらしいのか、

新米のCAさんはえらく夫のことを気に入って、チョコレートやらおまんじゅうやら、

いろいろあげていました。

それを分けてもらうという悲しい私のデザート。

 

その後は、私の席で息子は3時間ぐらい寝てくれたし、

そのうち1−2時間は私も余裕で添い寝できたし、

 

起きたあとはさっきのリベンジかのごとく

カレーやらラーメンやらオーダーしまくったので

お腹も満たされ、残りのフライトは順調に行きました。

 

 

ただ、なんか後味悪い。。。

 

思い返してみると少し納得行かないことが2点あります。

 

1.そもそも赤ちゃんが一人でシートに座っていけないというルールが、ウェブサイトをくまなく読んでもどこにも書いてないのです。

 

一つ当てはまるのが、ボーイング777(今回の機体)に2歳未満が一人でビジネスに乗る場合、同伴者の大人の隣になるD/FまたはE/Gでないとダメという規定があります。

 

ただ、この場合、私と夫は隣同士の席でしたので、

赤ちゃんは窓側はだめですから、お客様の席に寝かせてお客様が窓側に移動してください、という選択肢はあったはず。

 

ただ、その時言われたのが、赤ちゃん一人でシートに座れないという理由でしたので、じゃぁ席をスイッチすれば、なんて思いつきもしなかったし、むしろ空席をつかいたいという魂胆が恥らしい思いもあったのですぐに引き下がりました。

 

本当に、そもそも空席を巡っての騒動ですので、ただのわがままといえばわがままなんですけどね。

 

 

2.最初の点に関連しているのですが、なぜ最初のCAはすんなりオーケーだったのに、先輩が出てきて否定されたのか。

 

もし、赤ちゃんが一人で座れないというルールがあるなら新米にも徹底すべきだし、もし新米さんが最初にミスしたなら、先程の、座席をスイッチするというオプションをくれる優しさはないのか。

 

こんなことで文句言って、すごく嫌な客なのですが、

子供育てたことあるひとなら、

子供の寝るタイミングとか、大人の不安や新しい環境ですぐに起きてしまうこと、

そういうとき、すごく機嫌が悪くなること、

わかっていただけるといいのですが、

なんていうか、あのときのタイミングが本当に悪すぎて、

もしあそこで最初のCAさんにダメだと言われていたら、そのまま夫の膝に寝かせ、

私だけ食べて、夫は後で食べればよかった話なのです。

 

あそこで親切に、大丈夫だと言ってくれちゃったばかりに

気持ちよく寝ていたところを抱っこして連れ回し、結果目が覚める結果になってしまったのでした。

 

そこで思ったのは、もしかして先輩CAは、私があわよくば空席を利用しようとしたことをよく思わず、あの行動に出たのかも、と思いました。

その後のメインが冷めちゃう、と嫌な顔されたのも、

そもそも、常識のない貧乏人が赤ちゃん連れてビジネスに乗り込んできて。。

(でもクドいようですが、座席なしの幼児に9万円払いましたけどね 笑)

しかも別にこの人美人でもないし。

 

なんて思われていたのかも。

 

考えすぎかなー?

 

でも、優しい方にあたっていたら、席を使わせてくれたかもって思います。

私が窓側にいけばルール違反ではないし、

実際、エコノミーのときは満席だったのにプライムシートをブロックしてくれたし。

 

まぁでもこれは本当に、言わば自業自得というか、

あわよくば空席を使うという汚い考えを持っていた私へのバチがあたったということで、もう考えないことにします。

 

周りのお客さんに関しては、みなさん睨みつけたりじろっと見たりせず、

私達が必死で後ろであやしているのを気づかぬフリ(?)してくださり、

(本当に気になっていなかったことを願う。。。)

本当にありがたく思いました。

 

また、消灯すると前の席の女性がすごいイビキをかいて寝ており、

なんで子連れだとこんなに気を使わないといけないのか。。。いびきだって結構迷惑なんだけどなー笑 なんて思った1面もありました。

 

ただ、今回の苦い経験から、子供が小さいうちはANAビジネスクラスはちょっと乗りにくいと実感しました。

 

今回ビジネスだったのは、もともとアシアナのA380を予定して予約していたことと、

あとは、添い寝ができるというのが大きなポイントでした。

 

前回は席をブロックしてもらったものの、

やはりエコノミーで14時間フライトは本当にきつかった。

 

出発前日は夜中まで働いて、帰ってきたら翌日からまた仕事だし、

一生懸命貯めたマイル使うならビジネスに使いたいとは思うのですが、、

今回の事件はかなりトラウマになってしまいました。

 

ANAは子連れに優しいと評判でしたし、

なんせ去年は本当に最高のフライトでしたので(私と夫の疲労も最高潮でしたが。。)

少し期待が大きすぎて、このような感想となってしまいました。

 

子連れ、とくに座席の必要ない赤ちゃん連れでビジネスというのは

批判の多いトピックだと思います。

 

これを読んで嫌な気分になった方がいらっしゃったらごめんなさい。

 

でも、仕事の合間のわずかな帰国で、

快適なフライトが本当に必要な人もいます。

子共が迷惑をかけるかもというのは承知で周りへの影響を最小限にしようと努力している親もいます。

 

なので、今回本当に偶然かもですが、エコノミーとビジネスでの対応が違いすぎるANAに少しがっかりした今回の搭乗記でした。